コラム

2024/09/20 コラム

トラブルを起こす客を出禁にするための方法

迷惑行為やトラブルを起こす客がいる場合、店側としてはその客を出禁にしたいと考えるでしょう。

出禁を受けた客は、出禁が違法で客から苦情を申し入れたり、裁判で損害賠償請求をされ、報道機関に放映されたりなど思わるダメージを負うことも予想されます。

るリスクもあります。

どのような場合に、出禁が認められるかをしっかりと押さえておく必要があります。

出禁とは「出入り禁止」の略で、飲食店や商業施設で使われることが多い言葉ですが、店舗は契約自由の原則から出禁という対応をとることが出来ます。

具体的な出禁の例を挙げると、ドレスコードに違反する客、店員に暴力を振るう客、悪質なクレーマー、泥酔している客、大声を出して他の客に不快感を与える客などです。

出禁の判断基準としては、店舗側で定めたルールに著しく抵触する場合、またはその利用態様が著しく店の損害となる場合と捉えて良いでしょう。

逆を出禁にするのに口頭で伝えるか、文書で伝えるのが良いかは見解の別れるところと思いますが、理想論としては現場でのカスハラを防止するため口頭で伝えること、その後弁護士より文書で正式な出禁の連絡をするのが良いと思います。

相手方が余りに酷い迷惑行為をする場合は、威力業務妨害罪や、強要罪などの刑法犯に該当する可能性があるため、店員からの口頭注意より、警察からの口頭注意と名前、住所を把握するのが、事後の弁護士に対応や、店員に安全に繋がるため、積極的に警察を利用することを視野に入れましょう。

毅然とした対応をとるために弁護士に相談するようにした方が良いでしょう。

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