2024/09/17 お知らせ
カーブアウトとは
「カーブアウト」とは、企業が自社事業の一部門を切り出し、新たにベンチャー企業を立ち上げて独立させることです。
複数の事業を取り扱っている企業が、「競争力、潜在力を持っているけれども現時点では主力にならない事業部門」を切り離すことは珍しくありません。
以前は、不採算事業を切り離す事例が多くありましたが、カーブアウトの目的は事業再生にとどまりません。
現時点で急激な成長が見込めない事業でも将来的に有望な事業部門をカーブアウトし、グループ全体の将来的な事業価値や企業価値の向上を目指すケースなどが増えています。
また、たとえば、事業を独立させることによって、本社では取り組みにくい消費者ニーズにもとづいた商品開発、生産手法の開発なども行えます。
日本企業でも、自社の事業成長戦略としてカーブアウトを利用する動きが強まっているので、カーブアウトの知識を持って上手に活用したいところです。
カーブアウトするとき、法的なスキームとしては「事業譲渡」や「会社分割」を利用します。